仕事でミスしてぐるぐる思考…ASDである私の対処法

自閉スペクトラム症

お待ちしておりました!

と快く迎えられる気分じゃないです正直。というのも、最近仕事で重めのミスをしてしまって、ひどく落ち込んでいるからです。せっかくの連休も、そのミスを引きずって重い気分です。

どんなミスかは詳しくは言えませんが、事務関係で、法律にもかかわり、最悪私の会社の信用を揺るがしかねないミスです。一応、即座に報告を行い、結果的に軽い感じで終わりました。初歩的ミスではあったものの性質としては重いもので、本来うっかりでは済まされないものでした。

その日以来、ずっと尾を引き、「時間差で何かが起こるのではないか」「一応幕引きはしたけれど、今後の待遇や信頼関係にも影響したのではないか」という考えが、ぐるぐると頭の中をめぐっています。

ぐるぐる思考(反芻思考)について

さて、ここからASD(自閉スペクトラム症)を交えてのお話です。

私が今経験しているぐるぐる思考は、何度も何度もやらかしたことを思い出し、ミス当時の感情を呼び起こしてしまい、良からぬ未来を繰り返し予期して、それでまた不安になって、やらかしたことをまた思い起こす……といったものです。反芻思考ともいいます。

ASDだと陥りやすいぐるぐる思考

ChatGPTに相談して安心できる回答をもらっても、やっぱり納得がいかなくて、何度も同質の質問をして、同じような回答をもらいます。どんなに先のことを考えても答えなど分かるわけがなかろうに、ひとり反省会を延々と続けるのです。

ASDなどの発達障害を持つ人は、このぐるぐる思考が起こりやすい傾向にあるそうです。私も昔からミスや嫌な事があるたびにぐるぐる思考に陥っています。この記事にいらっしゃった方もぐるぐる思考の心当たりがあるのかなと思いますが、以下の内容が少しでも参考の足しになれば幸いです。

ぐるぐる思考の原因

ぐるぐる思考は、完璧主義や神経質な性格があると起こりやすいそうです。ほかにも、精神疾患、ストレスの蓄積、トラウマ、そして反芻することが癖になっていたりすることでも起こるようですね。

私の場合は、元々完璧主義で神経質というのもありますが、ミスを防げなかった自分への苛立ちのほか、重いミスなのに軽く済んだ不整合感、予期せぬミスというイレギュラー感、現在の安定性が揺らぎかねないことへの不安感が複合的に原因となっているように思います(私は医師ではないので、あくまで素人の見解です)。

さらに、今回の私の場合、初歩的なミス。かつ、これまでに起こらなかったミス。流れ作業ではなく、慣れた仕事だからこそきちんと確認していれば防げたミスでした。

さらにさらに、職場にはよく些細なミスをおかす人がいますが、その人ですら、今回のようなミスはしたことがなかった。私は日頃些細なミスはおかさないよう細心の注意を払っていたのに、たまたまおかした今回の一発が重かった。だからこそ「なんでだよ!」「自分はやはりバカなのか」と無駄に引きずってしまっているのです。

ASDというのもあり、なかなか割り切りがしにくく、この未消化感をどうにかしたい。そこで消化しようとしてあれこれ考えるが、何も解決できない。その繰り返しです。なかなかにつらいものですね。

ASDだとぐるぐる思考は仕方ないのか

もったいぶらず結論から述べると、このぐるぐる思考は、ASDであろうがなかろうが仕方がないものです。私はそう断言します。

なぜ仕方ないのか。だって、したくてするものじゃないからです。頭が勝手に暴走するんです。

たまに他者から「もう終わったことだよ」「切り替えましょう」と言われますが、ハッキリ言って……いや、ハッキリ言わずとも、それは無駄です。「ゾウという動物を想像しないでください」と言われてゾウを想像しない人はいません。「◯◯しないように」と暗示をかければかけるほど、その◯◯が頭によぎってしまうのです。

そしてASDなら特に、同じことを反復して考えてしまったり、こだわりやマイルールが成就しなかったことへの苛立ちも起こりやすいです。思考パターンが硬直しやすいんですよね。それにより生活面にも支障が出てきます。

だから障害とされるのです。障害ということは、仕方がないということです。視力が悪いのと同じです。視力が悪い人に「裸眼でも見えるようにしようね」と言う人はいませんよね(今後簡単にそうできる技術が生まれたらそりゃ嬉しいですけど)。

ただ、視力が悪い人がメガネをかけて対策するように、ぐるぐる思考にも対策があります。以下に、その例を示したいと思います。

私ならではの ぐるぐる思考の対処法

ぐるぐる思考への対処法は、いざ検索したりChatGPTにきいたりすればすぐに教えてくれます。なのでここでは私ならではの対処法をお伝えします。

ほかのことを1つだけしてみる

まあ、ありきたりな答えかもしれませんが、まずはほかのことをすることです。それも、たった1つです。

たとえば、「もう何もしたくない」と思っても、とりあえずYouTubeで動画をひとつ開いてみる。あるいは、ゲームのスイッチを入れてみる。あるいは、外の空気を吸いに行ってみる。あるいは、ゲンコツで思いっきり机を叩く。あるいは、自分のオナラを録音してみる……などなどです。

あれもこれもと考えるとかえって億劫になるので、たった1つちょっとでも思いついたものを実行するのがポイントです。

すると、それをきっかけとして、「次はあれをやってみよう」とか「これは面白そうだから深めてみよう」という感じで、次なるアクションが自然と湧いてくることがあります。

それでもぐるぐる思考は完全には消えませんが、やわらぐことは期待できるかと思います。

継続できる日課を複数持つ

たとえば仕事でミスをすると、家に帰ったときにずっと仕事のことを考えることになります。しかし、日々趣味などで何か継続できるような日課を持っておくと、そちらに気持ちをそらせることができるかもしれません。

私の場合は、仕事のほか、歌ったりピアノを弾いたりして動画を製作することが日課です。仕事で嫌なことがあっても、とにかく動画製作を定期的に行ってアップロードしなければ……というのがマイルールのような感じであるので、それを成就させるためにやらざるを得ないわけです。まあ、趣味なので義務感はありませんが、やらないと気持ち悪い。だから “日課” なのです。

それでも、ふと手隙の時間になるとぐるぐる思考が復活したりしますが、ずっとぐるぐるしているよりかはマシかな?と思っています。

毎日、短文日記をつける

私が今回のぐるぐる思考を機に、短文日記をスタートしました。つまり、その日に印象に残った出来事や心の内を外に吐き出すという作業です。負担がないよう、1,2行の短文です。

それでもぐるぐる思考はなくなりはしません。しかし、吐き出すことで、少し気持ちが楽になり、考えも整っていくのを感じます。まだやり始めて間もないので、これが積もり積もっていくのが楽しみです。1年後とかに読み返してみたいと思っています。

要は、ほかの思考に逃げるということ

ぐるぐる思考をするなと言われてもしてしまうわけなので、その思考のリソースを別のものに置きかえれば良いというわけです。人間、そんなに器用ではないと思いますから、別のことに取り組めば、思考はそちらにシフトしていきます。

「忙しいと悩む暇がない」という言葉をよく聞きませんか?忙しすぎるのはメンタルに負担になりますが、ほどよくやることがあれば、たしかに嫌な気持ちも紛らわすことができるように思います。

ぐるぐる思考に対処するには、少しくらい忙しくても悪くないかもしれません。ぐるぐるすると家にこもりがちになりますが、あえて予定を入れて外に出てみるのも良い気がします。


以上が、私ならではのぐるぐる思考への対処法でした。

ぐるぐる思考は本当につらいです。ひどいときは、好きなことも楽しめません。美味しいごはんもあまり美味しく感じなくなります。ミスしたことが夢にまで出てきて、睡眠の質も低下します。

それでも突破口を見つけて改善に努める。このスタンスが大切だと思っています。やり方が増えれば、またいつかぐるぐる思考に陥ったときに対処しやすくなります。この繰り返しで人間は強くなるのだと、私は信じています。

ちなみに私は、普段抗うつ薬も使っています。それもあってか、少し気持ちがやわらいでいる部分はあると思います。 人によっては、こういった治療も一つの助けになるかもしれません。

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