お待ちしておりました!
卒業シーズンですね。すでに卒業式を終えた子もいれば、まだこれからという子もいるでしょう。高校生はかなり早いイメージがあります。
さて、今回は卒業ソングのひとつである「卒業の日よおめでとう」について見ていきたいと思います。まずは私が歌ったものをどうぞ。
ひとりで二部合唱(1番の後半のみソロ)で歌いました。私が小学生の頃に卒業生を送る会で歌った時は、たしかみんな同じ旋律で歌った(斉唱といいます)気がします。
では、早速解説をしていきましょう。ただ、なかなかタメになる資料がなかったので、今回は内容がやや浅くなってしまっています。申し訳ありません。
副題は「在校生の歌」
この場に歌詞を全文のせることはやめておきますので、動画や楽譜をお持ちの方はそちらをご覧くださればと思います。
まず歌詞の内容としては、在校生が卒業生に向けて歌うものとなっています。細かく言うと、1番では、ルールを守って育てることを卒業生男子に、2番では、明るい学校を築くことを卒業生女子にメッセージとして送っています。そのため、この歌の副題は 「在校生の歌」となっています。
私が昔歌ったときは、卒業生を送る会でした。卒業式ではなかったです。歌詞の内容からして、深い歌というよりは、割とライトな歌ですから、比較的軽めの卒業イベントにぴったりな歌かと思います。
作曲年は不明
もしご存じの方がいらっしゃいましたら教えていただきたいのですが、私が調べた限りでは、「卒業の日よおめでとう」の具体的な作曲年は不明です。
ただ、1976(昭和51)年の『音楽会・卒業式のための合唱曲集』(音楽之友社)に収録されているようです。これが初出かどうかは分かりませんが、少なくとも、そう新しい歌ではないことだけは言えそうです。
歌うときの注意点
「卒業の日よおめでとう」の歌のメロディーは、覚えやすくて音域もちょうど良いため、小学生でも難なく歌いやすいものです。ただ、細かく見ると、注意すべき点があります。
“仲よくみんなで” の音
楽譜があるなら、”仲よくみんなで” の主旋律の音符に注目してみてください。特に “なーかよく” のところ。ここ、きちんと音を正確に歌うとなると、けっこうむずかしいです。ピアノが弾ける方は、ピアノで音をとりながら、じっくり練習してみましょう。
“仲よくみんなで伸びようと” の言葉
言葉の意味を考えずに歌ってしまうと、”仲よくみんなで伸びようと” が “仲よくみんなでの美容と” となりがちなところです。”伸びよう” の “伸” で少し言い直すようにしましょう。間違っても、面白がって “び” を強く歌わないでくださいね。昔、私の同級生は、わざわざ美容と歌って面白がっていました。いかにも小学生らしいエピソードですけど、みんなで美容をがんばっていたシーンを想像したら、今でもニヤけてしまいます。
最後の歌上げは輝かしく!
最後の最後に “卒業の日よ おめでとう” と歌い上げますよね。これは、曲名にもなっている、とても大切な言葉です。どうしても、はずかしいとか、歌いづらいとか、いろいろな気持ちが生まれやすいところですが、歌のクライマックスですから、おじけづかずに輝かしい顔で歌いたいものですね。ここはしっかり歌え上げないほうが 、かえってはずかしいくらいです。
ただ、音が高いと感じる方もいらっしゃるかと思います。そういう方は、無理をせず、裏声とかでも良いと思います。特に声変わりが始まっている子どもが歌うときは、叫んだり大きな声を出したりとかはダメです。裏声でも良いので、それでもって輝かしい顔で歌いたいものですね。
急がないで、語るように
前半に書いたように、「卒業の日よおめでとう」は、在校生が卒業生に向けて送るメッセージです。なんとなくな気持ちで歌ってしまうと、言葉がぼやけてしまい、また、リズムやテンポもハッキリしなくなったしまいます。急がず、言葉をかみしめながら語るように歌っていくことが大切です。
そのためにも、練習のときには、歌詞の朗読をしっかり行うと良いと思います。朗読は、ただ音読するのではなく、[本当に卒業生に向かって自分の言葉として伝えるかのように]読むことです。それを十分にやってから歌うと、歌にたましいが宿るようになります。卒業生の心にしっかりメッセージをきざみこんでいきましょう。
今回は以上で終わりです。なかなか深いお話ができませんでしたが、少しでも参考になったのでしたら幸いです。
そして思い出したのですが、実は私、小学生のときにこの歌の伴奏を先生に頼まれました。しかし、スキル不足かつ練習不足により、みんなの前でまともに弾けないという醜態(しゅうたい)をさらしました。今となっては良い思い出ですが、あの時はくやしかったですねぇ、ろくに練習もしてなかったくせに。


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